機械語とアセンブリ言語
さて、ここでいくつか用語の整理をしたいと思います。
当サイトは「アセンブラ入門」というサイト名をつけていますが「アセンブラとは何か？」という説明の前に
まずは機械語とアセンブリ言語について説明致します。
機械語
コンピュータが唯一理解できる言語のことを機械語あるいはマシン語と呼びます。
機械語は数字列で構成されています。人間が見ても容易には理解できない形式と言えます。
昔はその機械語を使ってプログラミングしていました。しかし前述したように機械語は人間には扱いずらいものです。
アセンブリ言語
そんな中、プログラミングの効率をもっと良くしようと誕生したのがアセンブリ言語です。
機械語が数字の集まりなのに対してアセンブリ言語は英単語の省略形や記号などで構成されています。
これによって人間が理解しやすい形式になりプログラミング効率の上昇に繋がったのです。
アセンブラ
アセンブラとは
ここでようやくアセンブラの説明になりますが、アセンブラを一言で言えば、
「アセンブリ言語で書かれたコードを機械語に変換するプログラム」のことです。
繰り返しになりますがコンピュータが理解できるのは機械語のみです。
アセンブリ言語のままではコンピュータには理解できないのです。
そのためアセンブリ言語で書いたコードを機械語に変換する必要があります。これをアセンブルと呼びます。
アセンブリ言語が登場した初期の時代はこのアセンブルを人の手で行っていました。
しかし、その変換作業もプログラムに任せようと作られたのがアセンブラになります。